住所:東京都武蔵野市吉祥寺本町1-11-5 コピス吉祥寺B館3階
定休日:水曜
注文住宅は先々まで考えて!
注文住宅というとハイソで贅沢なイメージがあるかもしれません。
しかし、私が注文住宅で家を建てたのはそのイメージからは程遠く、お金がなかったからなのです。
なぜそのような状況になったかお話します。
私は27才で結婚し翌年赤ちゃんが生まれました。
すると小さな赤ちゃんが生まれただけなのにベビーベッドやらオムツの買い置きやらで何だか賃貸の2DKのマンションが狭く感じられ始めました。
それに赤ちゃんが生まれて保険の勧誘などを受けたりして、お金の使い道を考えるようになると毎月の10万円の賃貸料がもったいなく感じられるようになったのです。
賃貸の更新を半年先に控えて、中古でもいいから自分たちの家を手に入れたいと思ったのです。
自分たちの貯蓄と可能な住宅ローンの金額を考えると手に入れられる価格は2000万円代ギリギリ2800万円ぐらいまでと限られます。
いろいろ探して諦めかけた時、1700万円をきる築40年ぐらいの中古住宅をみつけました。
その家はかなりいたんでいたので壊し(壊すのは100万円ぐらい)更地にして1000万円で新築の家を建てることにしました。
お金がなく1000万円の予算しかないので自分たちで間取りを考え大工さんと相談しながら一から建てた注文住宅になったわけです。
屋根や壁紙、窓のサッシ、ドアノブに至るまですべて自分たちで決めるわけで例えば玄関のドア一つ選ぶのも何百もドアが載っているカタログから選ばなければならずしかも赤ちゃんの夜泣きで睡眠不足の状況で冗談でなく、気が狂いそうでした。
でもどうにかこうにか建設が始まり、1週間に1度ぐらいは様子を見に行きどんどん家の形になっていくのを見るのは本当にワクワクしました。
低予算ながらも妥協できなかったのは子どもが遊んでいるのを見ながら料理ができる対面キッチンで子どもが大きくなった今なって思えばそんなにこだわらなくてよかった気もします。
また、トイレトレーニングしやすいように子どもがお漏らししないようにとリビングにトイレを作ったのは子どもが小さい時は確かに便利でしたが子どもが大きくなってしまってトイレがリビングにある必要性がなくなってしまうと、
お客さんがきているところにトイレしにいかなければならずパーテーションを後付けするはめになったりして失敗でした。
今は新しい家を買って引越し、その家を貸していますが小さい子どもがいる方が借りているようで対面キッチンやリビングは重宝されているようですが。
当たり前のことですが、注文住宅を作る際は先のことを考えて作った方がいいです。
一度住んでしまうと家族の色々な事情(受験とか)が重なってなかなかできないものなのです。